書評 紳士と月夜の晒し台
- ジョージェット・ヘイヤー
- レビュアー: ikutti
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明朗な会話にミステリということをうっかり忘れる黄金期の本格推理小説。なんといっても邦題の素晴らしきこと!
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ぼくのひよこちゃん
こんな表現が飛び出したからには、推理小説の枠を超えた著者お得意のロマンス小説に足を踏み入れたような感覚を味わえるとても明るい純文学風推理小説だ。
この小説は1935年のクラシックミステリ全盛期に出版された。
ロンドンから35マイル離れた小さな村の広場で、月夜に照らされ晒し台に両足を突っ込んだ紳士の刺殺体が発見される。
殺されたアーノルド・ヴェレカーは敵を作る名人、容疑をかけられる面々は誰もが犯人となりうる動機を持ち、なんともまともな考えではついていけないのらりくらりさで事件をかき回す。
腹違いの弟妹やその婚約者、幼なじみなどの会話が続くのだが、絶妙のリズムによる会話が面白く、気がついたら終盤へとさしかかる。
読み進めていくうちに、犯人はほどなく見えてくるのだが、結論をいうと推理小説らしからぬ軽妙な会話と誰にも遺産相続して欲しくないと思わせるおバカキャラたちをなぜか愛せてしまう。
なんといっても邦題の素晴らしきこと!
そうそう、これはハナサイド警視シリーズの一作目で全四作あるそうだ。
しかし、ハナサイド警視はとても控えめで、トニーとジャイルズの小説のよう。
第二作も近いうちに翻訳されるようだが、また不思議ちゃん登場人物を期待してしまいそう。レーティング:


掲載日:2011/07/12外部ブログURLが設定されていません
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- 出版社:東京創元社
- ページ数:349
- ISBN:9784488127114
- 発売日:2011年05月28日
- 価格:1029円
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『紳士と月夜の晒し台』の本が好き!書評
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ジョージェット・ヘイヤーなのでロマンス物かと思ったらコージーミステリー。そういえばクリスティもロマンス物を書いたっけ。作風はクレイグ・ライスの感じ。ミステリー解決の決め手は最後に出てきたあれだけか?と
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ヒストリカル・ロマンスの大家として名高いジョージェット・ヘイヤー氏ですが、その作品を手にするのは実はこれが初めて!どんなミステリーを展開して見せてくれるのかとてもワクワクしながらページを開きました。
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明朗な会話にミステリということをうっかり忘れる黄金期の本格推理小説。なんといっても邦題の素晴らしきこと!
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単なるミステリでなく、ロマンスも絡んでくるので、女性にとっては読みやすい。印象的なセリフも満載。「あなたが自分の意見をひけらかすあいだ、こちらはじっと黙ってればいいのね」
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【ネタバレ注意!】
昔ながらの推理小説というよりも、物語性と出てくるキャラクターの描写を重視しているように思えた作品。確かに物語としての内容は面白いけどね。でも、やっぱり、納得はいかんよ。
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ロンドン郊外の小さな村。月夜の晩、晒し台に両足を突っ込んだまま息絶える紳士の姿が発見される。ミステリー色は薄いですが、時代背景やドラマ展開など楽しめました。
献本書評













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