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献本書評

書評 だいだいいろの童話集


だいだいいろの童話集 この一冊に収録された物語のバリエーションだけでも、多くの本が書けるんだろうなぁ。。。才能さえあれば(笑)
 「アンドルー ラング」の編纂による「世界童話集」は12巻あるそうだ。「色別の童話集」とも呼ばれるその12巻の色名は、青、赤、緑、黄、桃、灰、菫、深紅、茶、橙、薄緑、薄紫の12色。「だいだい色の童話集」を読んだ限りでは、色と収録されている物語は無関係のようだ。


 それでも、さすがに10巻目ともなると、近場の童話では足りなくなってて、最初の物語はアフリカの童話。これがまた、なにやらマルケスの原点のような不思議なお話。日本にも似たようなのがあった気がするが、
「立派な男の子が、各地の猛者を従えて旅をする。
 けれど、やがて、対等の存在と出会い、雌雄を決して天に召される」
という寓意を感じない、純粋な「お話」という感じだ。

 もちろん、寓意の多い物語もたくさんある。そして、その寓意に込められた価値観が、地域や民族を越えて、意外にも共通しているのも面白い。
 たぶん原書にあったのであろう「挿絵」も多く収録されている。


 「既に『物語』は語りつくされた。後はバリエーションの時代だ」
という意見を見聞きするし、私もそんな気がしている。ただ、だからこそ、『物語』の原点を多く知る事が面白いのだと思うし、それには、こういった「世界の童話」を読む事が必要になると感じている。


 多くのバリエーションを楽しみたいのなら、いつか読んでおきたい全集だと思った。
レーティング:
掲載日:2009/09/06
ニックネーム: みかん星人 レベル: 本が好き! 1級

分野を問わず、好奇心の赴くまま、同時に数冊を読み進めてしまう、しかしながら、恐ろしく遅読のおぢさん。

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『だいだいいろの童話集』の本が好き!書評

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みかん星人

この一冊に収録された物語のバリエーションだけでも、多くの本が書けるんだろうなぁ。。。才能さえあれば(笑)

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茉莉

悪が懲らしめられ、正直者が幸せになる日本の昔話とは一味違う童話集。

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四季

今回もとても楽しめました。特に面白かったのは、アフリカ系のお話。こういうのを読める本ってあまりないので貴重ですね。

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