マタタビ潔子の猫魂(ねこだま)
- メディアファクトリー
- 213
- 9784840131698
- 4840131694
- 2010年01月20日
- 1260円
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概要説明
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マタタビ潔子の猫魂(ねこだま)
第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作
妖魔退散エンターテインメント
地味で無口な28歳派遣社員・潔子。職場でいやがらせに遭うが、
アパートで潔子を待つ飼い猫は、実は「猫魂(ねこだま)」なる憑き物!
潔子の怒りが頂点に達したとき、猫魂と一体化して美女に変身!
いやがらせしてくる敵の憑き物に仕返しします。
妖怪×仕事人のコミカル・アクション!
●主人公と猫のコンビが大活躍。ふてぶてしくも愛らしい妖怪猫。
●はたらく20〜30代なら共感必至の主人公。
職場のストレスを、憑き物の力であざやかに「仕返し」します!
この書籍のタグ
『マタタビ潔子の猫魂(ねこだま)』の本が好き!書評
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↓第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作に加筆修正して単行本化されたものだ。 潔子と外来種の憑き物たちの、脱力系の戦い! 最高に面白い!
「マタタビ潔子の猫魂(ねこだま)」 (朱野帰子:メディアファクトリー)、第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作に加筆修正して単行本化されたものだ。
主人公の田万川潔子は、中規模の洗剤メーカーで働いている、どこにでもいそうな普通の派遣社員である。年齢は28歳。無口で、地味で、気が弱いため、いつも会社の人間や昔の友人などから受けるストレスをどんどんため込んでいくようなタイプだ。そのせいか、最近、「天道辛彦」という怪しげな占い師の格言集を熱心に読んでいる。
だが、この潔子、唯のOLではない。聖武天皇の時代から続く、憑き物筋の末裔なのである。彼女の飼っている猫も、唯の猫ではなく、強い霊…
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↓困難が自分の身に降りかかったとき、何か別のものにスイッチして対処する作品は最近の流行りな気がする。
精神医学の用語で言えば解離性同一障害。一般に使われている言葉では多重人格と呼ばれるものがある。幼少期に受けた虐待などが原因で過度のストレスから自分を守るため別な人格を作り、そちらに現実を投げてしまうことと広く解釈されているが、“トラウマ”を主たる原因とする設定上の使い勝手からドラマや映画の題材として頻繁に用いられるようになった。
解離性同一障害と漢字で書くと我々には馴染みの薄い、何か特異な経験をした人に起こる現象かに思われるが、さにあらず。普段の生活で我々は知らず近しいことを行ってるのではないか。その場合「解離性同一障害」はカタカナに開かれ「キャラ」と呼
ばれる。
「キャラ変わったね」「君…
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↓猫魂が人間に代わって復讐を遂げる、ファンタジックホラー。
猫もとても可愛く、面白く読めました。
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↓猫のネロが可愛いです。
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↓【ネタバレ注意!】
憑き物に好かれる女、潔子。設定はなかなか面白いです。
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↓ほんとうの悪ってなんだろう、と考えてしまいました。
書評を読む(外部ブログ) | 書評者 / アスリア
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↓「いじめられ派遣の悲しさ苦しんで入るは猫魂化け物退治」
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↓派遣社員として働く28歳の地味なOL田万川潔子と憑き物の猫魂が挑む、憑き物退治。
平凡なOLの日常と妖怪モノの融合がユニークです。
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↓憑き物筋の末裔であるOLと猫魂による妖怪退治譚。萌え要素のないラノベといった感じか。悪くはないが、若干爽快感に欠ける印象。
憑き物筋の末裔のOLと、彼女に仕える(?)猫魂(ねこだま)による妖怪退治をコミカルタッチに描いた連作集が本書。第4回ダ・ヴィンチ文学賞受賞作である。
ごく普通の派遣社員として、判で押したような毎日を送る28歳のOL、田万川潔子。地味な外見で男の影もなく、信頼できる友達もいない彼女は、気の弱い性格が災いして、なにかと嫌がせの標的にされている。毎晩ひとり枕を濡らしながら、うさんくさい占い師の「名言」にすがり、一喜一憂を繰り返している潔子だが、実は聖武天皇の時代からつづく憑き物筋の末裔。そして、本書の語り手にして、潔子と共同生活を送る猫のメロもまた、聖武天皇の頃から田万川家に仕える猫の霊──猫魂だ…
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【ネタバレ注意!】
素材が良いだけに、役不足な勿体無さを感じさせられる作品でした。書評を読む(外部ブログ) | 書評者 / 甲斐小泉
『マタタビ潔子の猫魂(ねこだま)』のAmazon書評
- サービス精神旺盛な楽しいエンタメ小説
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第4回ダ・ヴィンチ文学賞の受賞作ですね。
けっこう話題になった前回受賞作『地図男』とはまったく異なる
テイストの、こちらはシンプルに楽しいエンタメ小説です。
妙なタイトルと東村アキコさんの表紙イラストが相まってパッと見
読者層を選びそうな顔つきですが、40男にも違和感なく読めました。
根暗でダメダメな主人公と憑き物という陰気臭いキャラが意外に
イキイキと(?)描かれています。それに「水戸黄門」や「遠山の
金さん」みたく、読者の期待に期待どーりに応えてくれるサービス
精神も心地良し。読者が見えていてうまいですね、この著者さん。
実用的な効能としても、
イヤな人に出くわしたときに「この人には○○が憑いているかも」
なんて想像すると、ちょっとだけガス抜きになるかもしれません(笑)。
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:この書評は役に立った 7人中6人 | 書評者 /フジまる 2010-01-29
- 上質なライトノベル
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一般エンタメの合理性と、ライトノベルの荒唐無稽さを両立した作品です。
とても読みやすくコミカルな展開なので中高生にもお勧めできます。
本作が受賞したダ・ヴィンチ文学賞を主催しているのは、ライトノベルレーベルのMF文庫Jを持つメディアファクトリーですが、
萌えとお色気を重視する同レーベルはむしろ苦手という人にこそ強く支持されそうな、
頭の柔らかい大人向けのライトノベルと言えるでしょう。
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:この書評は役に立った 9人中7人 | 書評者 /小説家になろう 2010-01-25
- この世はバトルロワイヤル
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娯楽として気軽に楽しめる本であるが、気軽に見過ごせない問いを孕んでいる。
田万川家は、夏梅種の血筋。夏梅種の血筋を、猫の憑き物は好む。
主人公の田万川潔子は、知らずに大物の猫の憑き物を飼っている。
その猫魂こと、唐万侶が語り手である。ちなみに、潔子は彼のことを「メロ」と呼ぶ。
タイトルとイラストに釣られて買った本であるが、なかなか面白かった。
潔子のように思ったことを口に出せずに腹に溜め込みやすい性格を持つ者にとって、もちろん社会は生きづらい。
そして、この社会、日本在来の動物たちにとっても生きづらい。憑き物たちにとっても生きづらい。
二重写しに構えられた生きづらさ。そこには、誰も助けに駆けつけてはくれない。
悲しみ苦しみ妬み恨みといったネガティブな感情をいかすしかない。
潔子の苦労は決して珍しいものと思えないだけに、微笑ましくも、痛快と言い切るには世知辛い、なんとも不思議な読み心地。
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:この書評は役に立った 1人中0人 | 書評者 /香桑 2010-03-30
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