TAP
- 河出書房新社
- 371
- 9784309622033
- 4309622038
- 2008年12月02日
- 1995円
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概要説明
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脳に作用してあらゆるものを言語で表現することを可能にするインプラント“TAP”。それを使用していた世界最高の詩人が謎の死を遂げた。詩人の娘から事件の究明を衣頼された私立探偵は捜査に乗り出すが…表題作「TAP」、体外離脱体験を描いた“世にも奇妙な物語”「視覚」、一人称による饒舌な語りの異色作「悪魔の移住」、ホラー作「散骨」、イーガンの科学的世界観が明確に刻まれた名作「銀炎」ほか、すべて本邦初訳で贈る全10篇を収録。
『TAP』の本が好き!書評
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『TAP』のAmazon書評
- 待望の1冊
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グレッグ・イーガン『TAP』河出書房新社を読み終えた。
奇想コレクションの一冊。待ちに待っていたイーガンの短編だったけど、予想にたがわず、期待どおりの面白さ。
特に気に入ったのは表題作の「TAP」。
いかにもありそうな脳内インプラントの話だけど、イーガンはそれをひとひねり。宗教、政治といったところにもつながり、単なる空想の話ではなく、ありうべき現実として描かれている。
ほかにもホラーっぽいのもあり、イーガンの短編の面白さがよくわかる一冊になっている。
未訳の作品も早く、翻訳されないかな。
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:この書評は役に立った 3人中2人 | 書評者 /hamachobi 2009-07-30
- 憂慮すべき暗澹たる不気味な人類の未来像を描く現代SFの水準を示す傑作集です。
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現代SF文学を担う最高の作家と高評価を得ているオーストラリアの巨匠イーガンの傑作10編を収録した日本オリジナル短編集の四冊目です。これまで著者の作品は長編が四冊と短編集三冊がハヤカワSF文庫と創元SF文庫で出ていますが河出社からは奇想コレクションの一冊として初お目見えです。著者は日本のSFファンの間では有名で人気が高いハードSFの大家として定着していますが、遅まきながら私は本書で初めて著者の作品を読みました。まだ不勉強な身ながらも私が本書を読んで感じたのは著者が人類の未来について非常に憂慮されているという思いです。舞台は近未来の地球で政治体制等社会の仕組みは今と大きく変わっておらず、小道具として電話に変わる‘映話’と訳されているテレビ電話があるくらいです。本書のカバー・イラストで表題作『TAP』の少女が不気味に微笑んでいる絵が示すように、収録作のどれもが人類の未来の進歩につながる発明や病気…
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:この書評は役に立った 9人中3人 | 書評者 /夢追人009 2009-01-24
- 究極の音楽で始まり、究極の言語に終わる
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最初の「新・口笛テスト」は、究極の音楽といったテーマの作品です。これはよくあるテーマで、クラークの「白鹿亭綺譚」にもありました。
既存の音楽がCMに汚染されるというのは、現実にも起こっていることだなと思いました。嗅覚でキンモクセイの香りが、あるものと関連付けられているようなもので、それ単体で楽しむことが難しくなっています。
ラストの「TAP」には、究極の言語とでも言うべき物が出てきます。感情の動きも含めて記録・再生する装置ということならSFではそれほど珍しくもありませんが、言語として存在するのに意味があります。テッド・チャンの「理解」と似ているといえば似ているかも。
究極の言語というのは、情報の完全なデジタル化ということなのかなと思いました。視覚や聴覚から嗅覚、味覚、触覚といった全ての感覚や考えを、完全な形で言語に変換できるということなのだから。
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:この書評は役に立った 13人中4人 | 書評者 /royg 2008-12-17
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