自死という生き方―覚悟して逝った哲学者
- 双葉社
- 285
- 9784575299984
- 4575299987
- 2008年01月01日
- 1890円
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概要説明
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人生の果実は充分味わった
著者は立命館大学の哲学講師。06年4月、自死を遂げるが、そこには一冊分の完成原稿が残されていた。自殺の意味と理由、方法、哲学的背景、そして決行日に向けての心理分析と行動録…淡々と描かれる「積極的な死の受容」の記録がここに。
『自死という生き方―覚悟して逝った哲学者』の本が好き!書評
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↓「老衰の苦しみから逃れるための自死」ということ自体は理解できる。
ただ、決行が早すぎる。僕(ら)の意見も聞いてからにしてほしかった。
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↓多元多様な生き方は認めたいが、 哲学者の自死を正当化できない。
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↓どうしてもこの本には同意できなかった。
年齢を重ねたら読み方も変わるだろうか。
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↓著者の主張には同意できませんでしたが、自分の死生観を問い直すことができる一冊でした。
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↓あんまり老人道というものには共感できませんでした。
『自死という生き方―覚悟して逝った哲学者』のAmazon書評
- 伝えたいことをうまく伝えている
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この方の著作物を読むのは初めてでした。
とても文章のうまい方で、取り扱っているテーマが割と特殊なものであるにも関わらず、すいすいと読めました。
事前の予想では、「自身の自殺願望を肯定するための理論武装を開陳されてしまうのかもしれない」と、やや警戒気味だったのですが、決してそんなことはなく、他者に対して分かり易く説明しようという意思が隅々にまで貫かれており、絶筆となったことを前提として読まなければならない本書ではありますが、とてもあっさりとした読後感が残ります。
私は、これは逆に、「自らの生命を掛けた哲学を、できるだけ多くの人に理解して欲しい」という強い願いからくる、むしろ執念にも近い細やかな配慮であるかの様な気がしました。
あくまでもフラットな立場から自説を発信しようという気概が、本書に読者に対して何かを押し付けることをさせず、終始、とてもコントロールされた静かな文章が続いていきます。
本…
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:この書評は役に立った 3人中3人 | 書評者 /ダビン 2009-10-19
- 死の受容について
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死を受容するのか、未練をもって意思的に生き続けようと思うべきなのかは難しい問題です。
以前に「命のバトン」というテレビドラマについて書きましたが、小林稔次が演じる主人公は手術をすれば直る可能性のある疾患を抱えながら、死を受容して手術を拒否します。
祖父と孫娘といってもいいくらいの年齢差がありながら奇妙な友情を持つヒロインの南沢奈央(こっちが主人公なのかな?)は「生きる意欲を持つべきだ!」といいますが、小林稔次の幼馴染み伊東四郎は、「死を受容するのも、生に未練をもって生きようとするのも本人の選択で、アイツがどちらを選ぼうがオレはその意思を尊重する。例えその選択がオレの選択と違うものであってもね。」と、小林の選択を擁護します(セリフはうろ覚えです)。
若い南沢奈央には何故幼馴染の伊東四郎が小林稔次の選択を否定しないのか、励ましてあげないのか理解できない、ようでした。
「自死という生き方…
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:この書評は役に立った 2人中2人 | 書評者 /R50 2009-07-21
- 自死の肯定的な理論構築
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厭世でも虚無でもない、自らの意思による自死を実現するべく、自死に対する
自らの考察を加えて本書をまとめ、それを実践することで理論と実践を体現した
哲学者の遺稿になります。
三島由紀夫、伊丹十三、ソクラテスを例に取り、彼らが選んだのは自死であり、
「未練」、「苦痛」と「恐怖」を克服した積極的死と位置づけます。
その三者の背景にある考えを推察し著者との思想と対置しながら本書では「人生を
肯定する自死」を選ぶに相当するだけの理論を構築しようとします。
そこで展開される理由付けには、著者が自死の日程を予め決めていたことから
時間も限られ、論考が浅く、言い回しの稚拙さや強引さが伴っていますが、著者が
述べたいことは十分に伝わってきます。
本書の思想の是非はともかく、世の中に流布している死に対する考え方に一石を
投じ、その死を受容する姿勢について考察を加えた点からは一読に値する書であると
思いま…
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:この書評は役に立った 2人中1人 | 書評者 /daphnetin 2009-07-20
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