幽霊狩人カーナッキの事件簿
- 東京創元社
- 375
- 9784488536022
- 4488536026
- 2008年03月24日
- 1008円
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概要説明
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本邦初訳作1編を含む新訳版
カーナッキ。電気式五芒星と古文献を駆使しオカルトと科学を混合させて怪奇現象に挑む、名うての“幽霊狩人”。彼が事件を解決するたび、わたしたち友人は招かれて冒険譚を堪能するのだ。被害者しかいない空間での死傷事件、不気味な口笛が響く部屋での怪談等、名探偵ホームズ譚と同時代に書かれその怪奇版として名高いシリーズ全作を新訳。本邦初訳の資料的作品1編を含む全10編。訳者あとがき=夏来健次
『幽霊狩人カーナッキの事件簿』の本が好き!書評
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↓こういう小説、というか世界観があるのは知りませんでした。 かなり不思議な読み物だと思います。
今回手にしたのは、20世紀初頭のイギリス文学。主人公「トマス カーナッキ」が友人4人を招いて、「心霊現象を探求した経験談」を(一方的に)語る小説だ。
「幽霊狩人・ゴーストハンター」というと、小野不由美氏の『悪霊シリーズ』を連想してしまうのだが、著者は1887年生まれのW.H.ホジスンというイギリスの小説家で、この人、なんと、第一次世界大戦で戦死しているのだそうだ。
みかん星人も、ご他聞に漏れず、子どもの頃には「オカルト」関心があった。当時「オカルト」というと「中岡俊哉」という人が有名で、中学の文化祭でお化け屋敷の企画が上がった時に、中岡氏の心霊写真を大きく引き伸ばして展示した…
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↓結末を予想しながら読み進めていくのがおもしろいです。
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↓幽霊狩人が、胡散臭そうかと思えば、そうでもなかったり。
作品の古さが、いい感じで物語のムードを盛り上げています。
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↓真空管を使った電気式五芒星、怪しげな道具を駆使して、怪しげな妖魔と対決するカーナッキの物語
五芒星といえば安倍晴明の陰陽道で有名な魔よけの紋章であるが、日本の専売特許という訳ではなく、西洋でも古くから使われてきた。しかし、真空管を使った電気式五芒星というのは初めて聞いた。この電気式五芒星と古文献に記された知識を武器に、怪奇現象に挑むカーナッキの活躍を描いた短編集が「幽霊狩人カーナッキの事件簿」(W・H・ホジスン:東京創元社)である。
W・H・ホジスンは、二十世紀初頭に活躍したイギリスの作家である。私は、この作品で彼のことを初めて知ったのだが、彼の筆によるカーナッキシリーズは、英米をはじめ多くの国でファンを獲得してるという。
この本に掲載されているのは次の10篇。
・礼拝堂…
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↓結構怖かったです。
でもカーナッキにはちょっと笑っちゃいました。
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↓
浅学な私はドイルとほぼ同時期にこのような面白い作品を書く作家がいたと存じませんでした。
夜読んだら、背筋がひやり。予想通りの格好の納涼本となってくれました。
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↓古い作品なので文体がやや堅苦しく感じましたが、カーナッキが畏れおののきながら、怪奇現象に対処するのが人間味があって良かった。
豚の見方が変わるかも?
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↓キャラクター設定がうまく入ってきませんでした。
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↓主人公カーナッキは可愛げのある憎めないやつだ。
「(霊現象に関する)百の報告のうち九十九件まではまったくのくわせものだ」と言い放つかと思えば、夜中に聞こえるささいな物音や蝋燭の不意に消える様を見てビクビクすし、霊と対峙するに至ってはあまりの恐怖に我慢できなくなると逃げ出してしまう。とても可愛いじゃないですか。微笑ましいカーナッキのキャラクタ物語として楽しむのがよいと思う。
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↓古典的ゴーストハンターが訳も新たに復活!
『幽霊狩人カーナッキの事件簿』のAmazon書評
- The Ghost Finder
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幽霊狩人とは言っても、強靱な肉体と精神力を備えた幽霊退治屋が迫り来る妖怪化け物をバッタバッタとなぎ倒す、というわけではありません。
この物語に出てくるカーナッキ君は肉体的にはごく普通の、ただやたらオカルトに詳しいだけの、一体何を仕事にしてるのかよく分からない、うさんくさい人間です。
たまに本当にこの道のプロなのか?といいたくなるほど飛んでもない凡ミスを犯したり、
あまつさえ、ブライアン・ラムレイが言ってるようにその現場から逃走したりもします。
情けないと言えば情けないのですが、まあ現実的に見た場合そんな物かなとも思いますし。
しかし、トリックの一部が憶測混じりでイマイチはっきりしないのは困りもの。
テイストとしては月刊ムー辺りに載ってそうなうさんくさい体験談みたいですね。
作品の並びは国書刊行会版とは変更されていて、「次はどっちだ?」というワクワク感は
(というか、国書刊行会の並びでは最…
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:この書評は役に立った 7人中6人 | 書評者 /Shub-Niggurath 2008-06-07
- 元祖ゴーストハンター復活
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日本の特撮映画史上にその名も轟く“マタンゴ”の原作者、ウィリアム・ホープ・ホジスンの遺した怪奇探偵小説ー新訳で堂々の復活です。 (20世紀初頭の)最新の科学装備と中世から伝わる“魔術”の知識を駆使して、幽霊狩人カーナッキが数々の怪奇に挑みます。 真正の悪霊たちによって引き起こされる怪事件もあれば、怪奇現象を利用した悪人達によって起こされる事件もあります。 ここらへん、なんとなく往年のTVシリーズ“怪奇大作戦”的なノリを感じさせます。 悪人たちによるケースの場合、トリックの説明が不十分(なにしろ主人公自身が、“あれはどういうことだったの私にもよくわからないのだがー”なんて言ってる場面もあります)、あるいはわかりにくかったりすることもあり、このあたりは純粋な本格推理ファンの方から見ればマイナスかもしれませんが、それでも個々の怪奇現象の描写は臨場感が素晴らしく、今読んでも怖いものが少なくありま…
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:この書評は役に立った 4人中4人 | 書評者 /raywayne 2008-05-12
- 怪奇版名探偵物語の先駆的名作ですが、冗長な印象で読むのに苦労しました。
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日本製作特撮怪奇SF映画の名作「マタンゴ」の原作者で没後に評価された怪奇小説界の巨匠ホジスンが開拓した幽霊探偵短編全10編を収録した決定版です。本書は発表がドイルの名探偵ホームズ物と同時期で、人気物語の怪奇版を意図して書かれ世界中のマニアに愛され親しまれて来ました。大きな特徴としてはオカルトと科学を融合している所や、扱われる事件が心霊現象だけでなくトリックを具えたミステリーの場合もある点です。作者は真相がどちらかを容易に判断出来ぬよう工夫されています。物語は怪奇現象を解決して欲しいと依頼を受けた幽霊探偵が依頼人宅へ出掛けて行き、事件解決後にワトスン役のわたしことドジスン他四人の仲間を呼んで夕食後に事件の顛末を披露するというパターンになっています。カーナッキが最初から幽霊の仕業と決めつけないで事件に臨む姿勢は信頼出来ますし、専門家ですがとても怖がり屋で危険を感じると一目散に逃げる姿には人間ら…
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:この書評は役に立った 19人中12人 | 書評者 /夢追人009 2008-05-06
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