大気の海―なぜ風は吹き、生命が地球に満ちたのか
- 早川書房
- 349
- 9784152088932
- 4152088931
- 2008年01月01日
- 2100円
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概要説明
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私達を包み込み生かしている大気の物語
私たちは惑星の表面に暮らしているのではない。
大気の海の底で生きているのだ。
1960年8月。ジョゼフ・キッティンガーは大空の端から飛び降りて、地表に生還した。彼は3万メートル以上の上空、与圧服がなければ血液が沸騰し、同時に体中が凍りついてしまう苛酷な場所へと巨大なヘリウム気球で昇り、そこからパラシュートで降下したのだ。
キッティンガーが降下の間に通りぬけたこの大気が、地球を生命で満たすことを可能にした。大気は呼吸に不可欠であるだけではない。それは植物によって気体から固体の食物へと姿を変えるし、大地を暖かい毛布のように包み込む。さらに、遠距離無線通信を可能にし、宇宙から降り注ぐ危険な放射線を防ぐ役目も果たしているのだ。
17世紀のガリレオによる空気の重さの測定、隻眼のパイロットが発見した「空気の大河」ジェット気流、農家の若者が納屋の扉を黒板代わりにして解き明かした大気の循環の謎、ぜったい安全であるはずの冷却剤がもたらした思いもよらない危機……。『スノーボール・アース』のガブリエル・ウォーカーが、大気の謎とそれにかかわった人々の歴史から、地球に生命が存在する理由にもつながる壮大なストーリーを描いていく。わたしたちの頭上に広がる世界を巧みに綴った傑作サイエンス・ノンフィクション。
『大気の海―なぜ風は吹き、生命が地球に満ちたのか』の本が好き!書評
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↓本書を書きあげるきっかけとなったというジョゼフ・キッティンガーによる高度31キロメートルからの大ジャンプの映像を見ました。
なるほど、著者が“大気”に魅せられた理由がわかる気がします。
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↓【ネタバレ注意!】
私たちの周りにあって気のつかないもの、大気。私たちは地球の表面に住んではいるが、実はそれは大気という海の底。そんな大気を研究した科学者たちの膨大な記録。こんな大気の研究の集大成は素晴らしい知識の伝達。
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↓【ネタバレ注意!】
サイエンス本の感想を書いたのは初めてだったので、とても難しかったです。ただ、面白い本だったので、興味を持っていただけるよう書けていたらいいなと思います。
『大気の海―なぜ風は吹き、生命が地球に満ちたのか』のAmazon書評
- 自然への畏敬
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大気の仕組み・役割と、それを人並みはずれた情熱や努力で解明してきた科学者たちに感動しました。天高く遠い空の果てで守ってくれる大気に思いをはせ、何気なく呼吸している空気の絶妙なバランスにも自然への畏敬を感じ、人間はこの偉大な自然に感謝し大事にしなければと強く思いました。若い人たちにぜひ読んでほしいと思います。
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:この書評は役に立った 0人中0人 | 書評者 /まりりん 2008-09-28
- 大気に関わる科学者の列伝
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気圧、酸素、二酸化炭素、貿易風・偏西風・オゾン層・電離層・ヴァンアレン帯の発見の物語。二酸化炭素温暖化効果を発見したティンダル、フェレル循環のフェレルについては特に興味深かった。ハドレー循環のハドレーについては知っていたが、フェレルの伝記についてははじめて目にした。
図が少ないのが残念。
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:この書評は役に立った 0人中0人 | 書評者 /duket 2008-04-09
- 余計な脱線が面白くない
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普段意識していない我々を取り巻く大気が
いかに認識され,解明されてきたかを紹介してくれる
目に見えないほど深〜い内容.
昔の人たちが,空気を認識できなかった話から始まる.
なんといっても,まわりに気体があることを最初に気付いた科学者たちはすごい.
途中,マルコーニの電信の話などをからめて
最終的にはぼくらのかなた頭上にあるヴァン・アレン帯の話まで出てくる.
無名に近いがとっても優秀な科学者ウィリアム・フェレルの話などは,
読む価値ありだ.
残念な点は,楽しいはずの科学者の逸話がいまいち面白くないうえに多いこと.
面白くないから多いと感じるのかもしれない.
そこで紙面を無駄遣いしているせいか,科学的な説明が不足している気がする.
原著がどうなのかしらないが,
図をもっと有効に使って素人読者に配慮してほしい.
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:この書評は役に立った 4人中4人 | 書評者 /カカポ 2008-02-23
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