理由あって冬に出る
- 東京創元社
- 252
- 9784488473013
- 4488473016
- 2007年10月01日
- 609円
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概要説明
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第16回鮎川哲也賞に佳作入選したコミカルなミステリ
某市立高校の芸術棟にはフルートを吹く幽霊が出るらしい――吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。かくなる上は幽霊など出ないことを立証するため、部長は部員の秋野麻衣とともに夜の芸術棟を見張ることを決意。しかし自分たちだけでは信憑性に欠ける、正しいことを証明するには第三者の立会いが必要だ。……かくして第三者として白羽の矢を立てられた葉山君は夜の芸術棟へと足を運ぶが、予想に反して幽霊は本当に現れた! にわか高校生探偵団が解明した幽霊騒ぎの真相とは? 第16回鮎川哲也賞に佳作入選したコミカルなミステリ。
『理由あって冬に出る』の本が好き!書評
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長男の母校を彷彿とさせるボロッちい高校が舞台なので、親近感を感じつつ楽しく読めました。
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↓軽めのミステリーを読みたいときには最適です。
キャラクターがたってて面白い!
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↓さわやか青春ミステリーでした。
おどろおどろしいミステリーが苦手な方も大丈夫!
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↓本格ミステリーの書き手は、隙間産業だけに、皆さん、隙間に眠るネタを摸索していますが、その世界に飛び込んだ勇気ある似鳥氏の今後に期待!
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文科系クラブに所属する高校生たちの特徴を上手く使った好感の持てる作品でした。
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↓高校生探偵たちの面々、キャラが立っていてミーハーに読めました!
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↓表紙を見て子どもっぽいかな?
とバカにした自分を反省。確かにすごく若さを感じますが、すごくよく練られたミステリでおどろおどろしさもない爽やかな感じですごくよかったです。
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↓【ネタバレ注意!】
山場を定期的に提供し、最後まで一気に読ませてしまう話展開に、登場人物達の若さと行動力で、非常に楽しいテンポの良い作品でした。
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↓期待以上におもしろい作品でした。
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↓【ネタバレ注意!】
「学校の怪談」系ミステリということで、実はあまり期待していませんでしたが、良い意味で裏切られました。
『理由あって冬に出る』のAmazon書評
- ライトミステリとしては及第。
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高校を舞台にした、ライトタッチの一人称形式。
粗筋からかけ離れた内容のプロローグから始まり、あれと思わせるが、きちんと繋がりはある。
魅力的なキャラクターが多数登場し、かなり丁寧に描き分けられており、それでいてキャラ萌えに走っていないところは好感がもてる。
爆笑というわけでは無いが、ストーリーを壊さない程度にくすっと来るような場面・文章がところどころに入っていて、それも良い。
謎解きは、それほどずば抜けて質の高いものでは無かったが、背景の裏打ちで補えているとは感じた。
ただ、いくつかマイナスポイントもある。
まず後半の展開を少々急ぎすぎている感がある。もう少し長めに描き込んでも良かった気がする。エピローグには「それで終わり?」と思ったことは否めない。
それから(こればかりは読んでもらうしかないのだが)160ページ〜170ページ、台詞がカギカッコではなくダッシュで分けられており、改行がき…
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:この書評は役に立った 3人中0人 | 書評者 /黒猫飼い 2008-01-29
- 冬に出る〈幽霊〉とは
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放課後、主人公である葉山君が
〈グラウンドの青春に背を向けて〉赴くのが、
日陰にある老朽化した「芸術棟」です。
そこは、多くのマイナーな文化部が
活動する場になっています。
日なたには馴染めない者たちが、
趣味という共通項で緩やかに連帯し、
無為ながらも居心地よく過ごす「ユートピア」
それが芸術棟というわけです。
しかし、そんな芸術棟が「幽霊騒ぎ」により、
にわかに祝祭的空間となります。
そこでは、スリルとサスペンスあり、ラブコメや
人情話あり、 そして〈名探偵〉による名推理もあり、
といった「お約束」を外さない展開が繰り広げられます。
そして最終的には、苦い現実が露呈するものの、
これまで通りの芸術棟の秩序が回復された……、
かに見えたのですが―。
エピローグで示される真実。
これまでのお約…
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:この書評は役に立った 4人中0人 | 書評者 /あかね 2008-01-20
- 青春小説に転向しそう
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第16回鮎川哲也賞の佳作に入った作品。著者のデビュー作になる。
ライトノベルっぽさを多分に醸し出した一冊。しかし、文章はかなり練り込まれているし、登場人物も(そんなに)定型的でなく、魅力があった。今後に期待される一人だと思う。
ミステリとしては課題が多い。投稿作からはだいぶ書き直したとのことだが、まだまだ不満が残る。プロットに欠陥を感じるし、トリックは平板。結末もあれじゃあなあ。
また、物語の1/4を過ぎたあたりでガクンと文章の質が下がるのはどうかと思う。
米澤穂信と似た印象だが、人物の魅力と文章力では、似鳥氏のが上だろう。ただ、あまりにもミステリ部分が弱いので、ライトノベルや青春小説に転向してしまいそうな予感がする。
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:この書評は役に立った 4人中2人 | 書評者 /志村真幸 2008-01-15
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