ヒトは食べられて進化した
- 化学同人
- 356
- 9784759810820
- 475981082X
- 2007年06月28日
- 2310円
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概要説明
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人類史の常識をくつがえす衝撃の進化論
人類の祖先は勇敢な狩猟者ではなかった.トラ,ライオン,ヒョウ,ピューマ,クマ,オオカミ,ハイエナ,ヘビ,ワニ,ワシなど数々の肉食動物に補食されていた脆弱な生き物だった.本書は,化石証拠と霊長類研究の成果などをもとに,多くの人がもち続ける「人類=狩猟者」のイメージを徹底的に打ち破り,新たな初期人類像を描きだす.狩るヒトMan the Hunterから狩られるヒトMan the Huntedへ,人類史の常識を覆す衝撃の進化論がここに結実!
【主要目次】
1章 ありふれた献立の一つ
2章 「狩るヒト」の正体を暴く
3章 誰が誰を食べているのか
4章 ライオンにトラにクマ、なんてことだ!
5章 狩りをするハイエナに腹をすかせたイヌ
6章 ヘビにのみ込まれたときの心得
7章 空からの恐怖
8章 私たちは食べられるのをぼうっと待っているだけではなかった
9章 気高い未開人か、血に飢えた野獣か
10章 狩られるヒト
『ヒトは食べられて進化した』の本が好き!書評
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↓捕食からみえてくる、人類の柔軟さとしたたかさ。
食べられるのも悪くはない?かも。(※URL変更につき再掲)
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↓献本いただいてから書評を書くまで随分遅くなって申し訳ありませんでした。
大変具体的で、冷静な分析に基づいた本で読み応えありました。
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↓そうだよね、どう考えてもヒトは、Hunted。
Hunterじゃあないよね、多分、きっと。数千万年前の人類の祖先から現代までの、壮大な物語、歴史、科学。
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↓【ネタバレ注意!】
恐ろしい本だ。私たちは今、捕食ピラミッドの頂点にいると思っているが、これは今の表面的なこと。これまで私たち、ヒトは捕食者からの恐怖を受けてここまで進化したのだということをまざまざと教えてくれる。
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↓ご先祖様が「敵」に食べられないよう、どう知恵を巡らしていたか想像の翼を広げることができる一冊でした。
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↓「ぼく、おいしいよ」
『ヒトは食べられて進化した』のAmazon書評
- 本能のルーツを求めて
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欧米人は狩猟民族で、日本人は農耕民族、といった言い方をよく耳にします。
狩猟民族は、集団で槍や斧などの道具を使って、マンモスのような大型の動物を獲物にしていた、ようなイメージがあります。
どうも、これは「ヒト」の歴史から察すると、かなり最近(といっても10万年ほど前)のことのようです。
しかも、このイメージにはユダヤ・キリスト教的価値観が影響していて、弱肉強食、男性的マッチョ社会を正当化するための仕掛けではないかと疑問を投げかけています。
「ヒト」は、500万年から700万年という途方もない時代を生きています。
「ヒト」は他の動物と比べて際立った違いがありますが、初期の「ヒト」は霊長類の一種に過ぎません。
「ヒト」の先祖を知るには霊長類の観察と化石の分析という二種類のアプローチがあります。
「ヒト」の先祖も、森で暮らしていました。基本的には木の実や果物を食べて暮らしています。そこからサバ…
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:この書評は役に立った 2人中2人 | 書評者 /街道を行く 2010-03-30
- 衝撃的な新しい絵
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原始人といえば石斧を持って大勢でマンモスを追いかけていた・・・という絵はタコの火星人同様過去のマンガだ。本書は人類のはじまりを全く異なる絵として描いている。「狩猟するヒト」ではなくて、いかにして肉食動物の餌食にならないか、という観点から人類が進化したと仮定すると説得力をもって説明できることが多い。我々は暗い場所だと不安になったり怖いのは何故か。大勢だと安心する理由。蛇や虎を見るといやな感じがするのは万国共通。広く見晴らしの良い場所に出ると清清しい気持ちになるのは捕食者がいないことを確認できるから。そして直立二足歩行の利点は捕食者からみて体が大きく見えるので有利だった・・・。
本書では触れられていないが、長年懸案だった問題の答えを見つけたようにも思う。世界中各地でヒトはどうしてかくも色白に価値を置くのか。本書にヒントが書いてある。
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:この書評は役に立った 9人中9人 | 書評者 /にゃにゃにゃのおじさん 2008-04-27
- 人間が日常的に食べられていた(る)という想像力
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どこかで自分をその他動物と区別して考えて、自分(たち)を特別な存在と考えてしまう。それは人としての傲慢とか、そういうことではなく普通に先進国で生活していれば、人が食べられるというのはB級ホラー映画の中でしか見聞きしないこともあるし、地球環境そのものに影響を与える存在としての人間というようなニュースが溢れて自然と地球の支配者という意識を刷り込まれていることがある。
…そんな既成概念を真っ向から覆すのが当書となっている。
進化理論においても人の淘汰圧として性淘汰はクローズアップされるようになって久しいが、捕食者の存在を念頭に、人もそれこそガゼルと同様に「食われる側」としての自然淘汰圧が働いていたというのはまさに衝撃である。もちろん、未だ「狩る側」の存在としての人間種というのが学術的大勢を占めているという留保はふされているが、陸でも水でも空でもこれでもか、これでもかと証拠をあげられていくと読…
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:この書評は役に立った 27人中25人 | 書評者 /遊鬱 2007-10-10
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