北方領土交渉秘録
- 新潮社
- 429
- 9784103047711
- 4103047712
- 2007年05月01日
- 1890円
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概要説明
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2001年3月。念願の北方領土にようやく、手が届こうとしていた……。
1985年、ゴルバチョフ書記長が登場して以来、ソ連の崩壊、新生ロシアの誕生という動乱の中で、日ソ、日ロ間には領土問題を解決する五度ものチャンスがあった。にもかかわらず、なぜ島は返らなかったのか、それを妨げたのは何だったのか――。長年交渉に携わってきたキーマンの貴重な証言で綴る、迫真の外交ドキュメント。
『北方領土交渉秘録』の本が好き!書評
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↓ずいぶんたってしまった。
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↓元エリート外交官の、エリートたる所以♪
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↓全体が長いので、はじめの1〜2章と最後の14章、そして何よりもエピローグと佐藤氏の解説をまず読んで頂きたい。
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↓佐藤氏の著作と併せて・・・
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↓ペレストロイカからプーチン政権までの激動期における対ソ(対ロ)外交史です。外交の最前線に立つ者のみが知りえるであろう情報は、まさに秘録と呼ぶにふさわしい。佐藤優氏の25ページに及ぶ解説も嬉しいです。
鈴木宗男、佐藤優らとともバッシングを浴び、2002年に外務省を退官した東郷和彦氏による対ソ(対ロシア)外交の記録である。
中心となるのはゴルバチョフ就任の1985年から2002年までの17年間となる。その間、北方領土問題に関して“五度の機会”が失われたと本書は説く。一度目がゴルバチョフというこれまでにない指導者が登場した1985年。そして、同書記長に対して〈政治も動かす、経済も動かす〉――「拡大均衡・五つの視点」という戦略が取られた1989年。そして著者はほのめかすに留まっているが(当時著者はワシントンに赴任していた)、なんらかの重要提案(譲歩案)がロシア側からもたらされた1992年。そ…
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↓長大な書で、おもいのほか読了までに時間がかかってしまいました。
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↓問題を歴史的観点から解決しようとする人と、問題をあいまいのままにすることで利得を得ようとする人。
本当にそういう関係性だけなんだろうか? という疑問を抱きながら読んで貰いたい一冊。これはもう史書ですね。
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↓「あの騒動はなんだったのか」と行政の情報発信
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↓外交とは何か?
パワーポリティクスとは?歴史が今後明らかにするであろう明かされない真実
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↓北方領土問題の知識がなかったのですが、著者の熱い思いが伝わってくる本でした。
北方領土問題の知識を身につけてから再読したいと思います。
『北方領土交渉秘録』のAmazon書評
- 歴史と戦う事
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佐藤優関係を読んでいる中で本書を手に取る機会を得た。
僕自身は北方領土関係の知識が無い。従い本書が扱う題材そのものは新鮮に読めた一方 北方領土への理解そのものには まだまだ浅いものがあるはずだ。しかし 本書を読む醍醐味は「北方領土」に関する知識の取得ではないというのが 僕の読後感である。僕としては二点心に残った。
第一点目。外交というものをかいま見る機会を得た。
「外交」は 文字通り国と国との外交から始まり 卑小な例では 僕らの仕事上の「交渉」にまで繋がる 人間の大きなテーマである。人と人との関係ですら たとえそれが日本人同士であっても「外交」という側面は必ずある。
そう考えて本書を読むと 「外交とはどうあるべきか」という著者の志の高さは非常に勉強になった。特に巻末の49−51理論とは 「外交とは いかに交渉相手の立場を理解し 尊重するか」という面で感銘を受けた。
僕らは日…
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:この書評は役に立った 3人中3人 | 書評者 /くにたち蟄居日記 2008-03-29
- 広く読まれて欲しい本。
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東郷氏の視座と志の高さ、教養と能力の高さに感嘆を受ける。そして彼の「北方領土返還」にかける情熱、16年という長い年月− そして後世に託すその想い、読んで思わず涙がでた。日本史の中で、時間をかけても読むに値する良書、記録と感じる。
彼が関わった中では、機会は5度もあり、そして最後は、まさに「返還」に王手がかかったにも関わらず、時代は違う方向へと進んでしまう。
彼は、この本を通じて、広く国民に、当時出来なかった説明をしている。その説明の内容はかなり踏み込んでいると思う。多くの国民が東郷氏と彼のチームを再評価すると感じる。外務省に、高潔な外交官が国益の為に活躍された事を嬉しく思う一方、東郷氏が辞めざるを得なかった当時の「鈴木宗男事件」に関わるポリティクスは、一体何だったのかと思う。
佐藤優氏が解説を26ページ執筆されている。より時代の流れが解りやすく、ポイントを抑えた解説。氏も言われ…
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:この書評は役に立った 40人中35人 | 書評者 /えっつい 2007-06-03
- 屈辱のメモワール
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日ロ間の北方領土交渉を解決に導くチャンスは5度あったと著者は言う。それは「失われた五度の機会」という本書の副題でも強調されている。しかし前髪が3本しかないという「幸運(チャンス)の女神」はそれほど恵み深くはない。本書の特徴は日ソ、日ロの交渉を時間の推移に従いながら縷々説いて止まないところにある。しかし歳月を重ねた交渉のとどのつまりは、著者が評価する2001年3月のイルクーツク声明でさえも「五六年宣言の一般的確認の範囲を超えるものではなかった」(358頁)。加えてこの声明の翌月に成立した小泉内閣で外相に抜擢された田中真紀子はそれまでの外交路線に大きく「待った」をかけたのであった。そこから世に知られる鈴木宗男、佐藤優、そして著者東郷の追放劇が展開された。しかし著者の筆にかかると歴代の首相、外相、外務省役人はすべて誠意と熱意をもって交渉に取り組んだことになっている。それではなぜ交渉はかくも微々た…
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:この書評は役に立った 11人中8人 | 書評者 /白河夜舟 2008-02-14
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