かもめ通信さん
レビュアー:
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『スーホの白い馬』を読んだらやっぱりみんな、白い馬に会いたくなって、馬頭琴の音色が聞きたくなるんだね。私もやっちゃんとおそろいだ。
もしも「モンゴル民話『スーホの白い馬』を知っていますか?」と訊ねたならば
「子どもの頃、絵本を持っていた」という答えや、
「教科書に載っていたよ」という答えが返ってくることでしょう。
でももしあなたがまだ、
スーホにも白い馬にも、馬頭琴にも会ったことがなかったならば、
この本を読む前に、ぜひ、図書館で絵本を探してみて下さい。
この本を書いた「かまだ しゅんぞう」さんは、
長年、障害児教育にたずさわってこられた先生です。
『スーホの白い馬に会ったよ―天国のやっちゃん、モンゴルにいく』は、
作者自身をモデルにした「かんだ先生」と
先生の教え子だった「やっちゃん」の体験を通して生まれた物語です。
脳性マヒのため、手と足に障害を持っていた「やっちゃん」は、
「かんだ先生」がまだ先生になったばかりの頃の教え子でした。
文化祭の出し物を何にしようかと相談したとき、
「『スーホと白い馬』の影絵をやろう」と
提案したのは「やっちゃん」でした。
やっちゃんとそのクラスメートたちが
どんな想いで『スーホの白い馬』に向き合ったのか、
どんな風に工夫を凝らし、影絵の舞台を成功させたのかが、
「やっちゃん」の写真も交えて生き生きと描かれています。
「いつか、先生と一緒にモンゴルに行って、
白い馬にまたがり、馬頭琴の演奏を聴く」
そんな「やっちゃん」の夢に胸を打たれます。
読みながら涙が堰を切ったように流れてきましたが、
それでも読んだ後には心が温かくなる、そんな物語でした。
★ 『スーホの白い馬』のレビュー(馬頭琴の写真があります)
「子どもの頃、絵本を持っていた」という答えや、
「教科書に載っていたよ」という答えが返ってくることでしょう。
でももしあなたがまだ、
スーホにも白い馬にも、馬頭琴にも会ったことがなかったならば、
この本を読む前に、ぜひ、図書館で絵本を探してみて下さい。
この本を書いた「かまだ しゅんぞう」さんは、
長年、障害児教育にたずさわってこられた先生です。
『スーホの白い馬に会ったよ―天国のやっちゃん、モンゴルにいく』は、
作者自身をモデルにした「かんだ先生」と
先生の教え子だった「やっちゃん」の体験を通して生まれた物語です。
脳性マヒのため、手と足に障害を持っていた「やっちゃん」は、
「かんだ先生」がまだ先生になったばかりの頃の教え子でした。
文化祭の出し物を何にしようかと相談したとき、
「『スーホと白い馬』の影絵をやろう」と
提案したのは「やっちゃん」でした。
やっちゃんとそのクラスメートたちが
どんな想いで『スーホの白い馬』に向き合ったのか、
どんな風に工夫を凝らし、影絵の舞台を成功させたのかが、
「やっちゃん」の写真も交えて生き生きと描かれています。
「いつか、先生と一緒にモンゴルに行って、
白い馬にまたがり、馬頭琴の演奏を聴く」
そんな「やっちゃん」の夢に胸を打たれます。
読みながら涙が堰を切ったように流れてきましたが、
それでも読んだ後には心が温かくなる、そんな物語でした。
★ 『スーホの白い馬』のレビュー(馬頭琴の写真があります)
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本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。
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- 出版社:ハート出版
- ページ数:157
- ISBN:9784892952609
- 発売日:2002年01月01日
- 価格:1260円
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