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さん
茜
レビュアー:
爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編。

「若年性アルツハイマーと宣告された男性、26歳。

人生最後の旅の道連れ募集」。

エミルは病院と周りの同情から逃れるため、旅に出ることにした。

長くても余命2年。

同行者を掲示板で募集したところ、返信が届いた。

「高速道路の三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。どう?」。

現れたのはジョアンヌと名乗る小柄な若い女性。

自分のことは何も語らない。

2人はとりあえず、ピレネー山脈に向けキャンピングカーで出発することにした。

それは、驚くほど美しい旅の始まりだった。


私には若年性アルツハイマー病のことが全然わからなかったのでネットで色々と調べてみました。

アルツハイマー病と若年性アルツハイマー病の主な違いは、発症年齢にあります。一般的なアルツハイマー病は、主に65歳以上の高齢者に発症しますが、若年性アルツハイマー病は65歳未満の人々に発症することが特徴です。

大まかに言えばこんな感じですが、この物語の中の主人公であるエミルは長くても余命二年という設定らしく、かなり病状が進んでいると感じられます。

そこでエミルは「最後の旅」一緒にしてくれる人を募集するのだけど、応募してきたのはジョアンヌという29歳の少し変わった女性のみ。

エミルの募集もそうだけどジョアンヌの返信も変わっているという他ない。

ストーリーが進むにつれてジョアンヌの置かれている立場も朧気ながら分かってくるんだけど、何故か彼女は黒い服ばかりを着る。

この辺もジョアンヌの過去に関係あるのかな?と読みながら考えました。

それにしてもエミルの病状の進行具合(特に余命二年)て早過ぎない?

いくら個人差があり若い人ほど進行が早いのは確かなんだろうけど。。。

それにしても余命を二年しかないと捉えるか、まだ二年あると捉えるかで心の準備も変わってきますよね。

きっと、エミルは前者の考え方で捉えたんだろうなぁ。

私はきっと後者で終わりが刻一刻と近づいてきても何もしないと思う。

まだ上巻を読み終えたばかりだから下巻になってどういう展開になっていくのかが楽しみでもあり怖ろしくもあります。

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茜
 さん本が好き!1級(書評数:418 件)

天然系変人B型♀です。ブログに読んだ本の忘備録を書いてます。

初志貫徹、実るほど頭を垂れる稲穂かな

読む本は表紙or題名or興味が沸いた本を選んでいますのでジャンルは雑多です。

暇な時はネット徘徊or読書orゲームしてます。

トライポフォビア^^;

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この書評へのコメント

  1. 独醒書屋2025-11-03 05:35

    この本、読みたいと思ってました(先を越されたwww)。下巻の書評を楽しみにしています。

  2. 2025-11-04 15:06

    独醒書屋さん、コメントありがとうございます。下巻の書評については多分月末くらいになってしまうと思います。今、違う本を二冊併読していて私は遅読なのでw

  3. No Image

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