猫を処方いたします。４

　『猫を処方いたします。３』で完結したと
思っていた『中京こころのびょういん』のス
トーリーが再び読めるとは嬉しいです。

　小学生の稲田海斗はスマートフォンが手放
せなくなり心の病にかかったと母親の『中京
こころのびょういん』に連れて行かれる。
俗にいう『スマートフォン依存症』。
そんな稲田海斗にニケ先生は『あんず』１２
歳のメスのアメリカンショートヘアを処方し
た。
『あんず』は高齢なので、あまり動かない。
しかし、稲田海斗が見せた『金魚アプリ』が
気に入り一匹で遊んでいた。
稲田海斗が朝、起きると『あんず』スマート
フォンの上に香箱座りして動かない。
無理やりどけようとすると牙をむく。
ニケ先生は、これを期待して『あんず』を処
方したのか。

　本巻で中京ニーズのフリーダが逃げた後、
通報した鳥居青が再登場。
そして心先生と会うことになった。
中京ニーズに最後に残った３匹の猫のうちシ
ロと千歳は中京ニーズに形見が戻ってこられ
た。
後は、ニケが戻るだけ。
最期の患者は鳥居青だったはずなのに須田動
物病院の須田心先生が『中京こころのびょう
いん』に遣ってきた。
これは由々しき事態。
『猫を処方いたします。』はシリーズ完結？
それとも次回、完結？