わたしの幸せな結婚 二

祐太郎さん主催の掲示板企画
勝手にコラボ企画「カドフェス2020」を制覇するぜ！
を無事に制覇したご褒美にカドブンさんが抽選で５名の企画参加者に
カドフェス本の中からお好きな１冊をプレゼントして下さることに！
幸運なことにその５名に当たった私は図々しくも
「いただけるものならカドフェスで読んだ 『わたしの幸せな結婚』の続きをください」と
ダメ元でお願いしたのだった！


異能もちの名家に生まれながら才能に恵まれず
幼い頃に母を亡くした美世は、
継母と異母妹に虐げられ、
実の父にも疎まれて
下働きの使用人同然の処遇を受けて暮らしていたが
ある日突然、父から嫁入りを命じられた。
お相手はなんと当代きっての強力な異能をもつ名家の貴公子久堂清霞。
怖いほどの美貌を持つ冷酷無慈悲と噂される軍人で、
大勢の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主でもあった。

帰る家を持たない美世は
清霞に辛く当たられようと、
追い出されるまでは、自分に出来ることをして踏ん張るしかないと、
日々の家事に精を出す。
そうこうしているうちにやがて……

というのが前作のお話。
はてさて今回は……。

自分を大切に思ってくれる人たちに囲まれて暮らすようになり
幸せいっぱいのはずの美世だったが、
なぜか毎晩酷い悪夢にうなされるようになり日に日に衰弱していく。

本人は全く気づいていないようだが、
どうやらこの悪夢、これまで「ない」と思われていた
美世の異能に関連しているものらしい。

そんな美世の様子を気遣いながらも
本人の口から悩みを打ち明けて貰えないことに悶々とする清霞。

仕事に追われ忙しい清霞と、
なんとか清霞に相応しい女性になろうと努力を重ねる美世
すれ違う二人に清霞の姉や美世に急接近する若い男も加わって、
ひと騒動、ふた騒動ともちあがり、
ついに美世の異能の秘密が明らかに！！

いやーこれはなかなか面白かった。
前作ではられた伏線も回収し、嬉し恥ずかしの大団円！……と思ったら、
あらこのシリーズ，３巻、４巻と続くのね？

この先、多少の波風はあるにしてもこのカップリングは揺るがないだろうから
あるとすればやっぱり、
覚醒した美世の異能をめぐる事件というところか？
とりあえず、３巻読んで確かめねば……！！