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500年前、インドカレーも韓国のキムチも赤くなかった。全世界を席巻した食の赤色革命。

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!免許皆伝
トウガラシの歴史 (「食」の図書館)
インドカレーといえば、香辛料とともに、赤いトウガラシは欠かせません。韓国のキムチはもちろん、トウガラシの赤が目にも沁みます。

さて、トウガラシの原産地はどこでしょう。中米です。

そう、トウガラシも、ジャガイモやトウモロコシ同様に、大航海時代に世界に広まったものなのです。つまり、500年前、カレーもキムチも赤くなかったのです。トウガラシが麻婆豆腐を生み、火鍋を生み、七味唐辛子を生んだのです。

トウガラシは、アジアの香辛料と違い、寒冷な気候でも育つことができる柔軟さがあります。香辛料に手が出せなった庶民は、トウガラシを手に取り、カプサイシンが引き起こす快感に魅了されました。実際、カプサイシンを摂取すると、人間の脳は疼痛信号を受け取り、アヘンに似たエンドルフィンを放出するのだそうです。

一方、トウガラシの刺激は、なるべく穏便に相手をやっつけるためにもつかわれます。トウガラシを使った催涙スプレーです。トウガラシといってなめてはいけません。アステカ帝国などでは武器として使われていたトウガラシ。死亡例も実際にあるそうです。

この本を読んでから麻婆豆腐やら担々麺やらスリランカカレーやらそういうものばかり食べている自分がいます。気を付けてください。
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  • 掲載日:2017/10/05
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この書評へのコメント

  1. 本好き羊2017-10-06 21:05

     いつの間に唐辛子の歴史が出ていたとは、気づきませんでした。


     図書館で見つけたら早速借りて読んで書評を書かねばと覆う今日この頃です。

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