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6000人のユダヤ人を救った命のヴィザ発行人、杉原千畝の外交官時代に迫る!!資料となる情報が少ない中、杉原千畝研究者の白石氏が足を運び、関係者等から得た証言をもとに綴られた杉原千畝研究の真骨頂!

※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。

【杉原千畝という日本が誇る人物】
知っている人は知っているが、日本史に疎いと知らない人。
そんな偉人は数多くいるが、杉原千畝(スギハラ チウネ)という人物は
覚えておいて損はありません。

彼は第二次世界大戦時、ナチスドイツから迫害されていた
ユダヤ人にヴィザを発行し続け6000人ものユダヤ人を救ったとされています。

本書では杉原千畝が外交官になった縁由、
そして若手時代から発揮していた情報収集能力の高さ、
さらにはヒューマニストとしての一面を捉え、
適度に著者の見解(推論)が添えられています。

その多くは外務省に残っている電報だったり、
著者自ら調べた資料、そして千畝氏の奥様からの証言などをもとに
杉原千畝氏の足取り・行動の意味等を調べ上げた
日本外交史ともいうべき書籍です。


【杉原千畝は誰からユダヤ人を救ったのか?】
ユダヤ人の迫害と聞くと多くの方はナチスドイツの政策を思い浮かべるでしょう。
真っ先にアウシュビッツ強制収容所というワードも出てくるかもしれません。

これにより、私達は「杉原千畝はナチスドイツの迫害からユダヤ人を救った」と
誤解しているのかもしれません。
当時反ユダヤ思想を抱いていたのはナチスドイツだけではありませんでした。

そこから別の組織からユダヤ人を守るために杉原千畝は
ビザを発行し続けたそうです。
(当時のヨーロッパの情勢を検討すると、その組織がどこであったかが分かります。詳しくは本書をご覧ください。)


【歴史から探る現代の問代:クリミア併合問題】
少し前にウクライナの領土であるクリミアをロシアが編入しました。
第三次世界大戦が頭をよぎった方も少なくなかったことでしょう。

その時のロシアの手法を覚えていますか?
(私はうろ覚え^^;)

実は、第二次大戦中、当時のソ連はかなり強引なやり口で
バルト三国をソ連に編入していきました。

これを見て、現代のクリミア併合問題を想起せずにはいられませんでした。


【外交官という職業】
私は外交官という職業を全く知りません(汗)
なので、現代の外交官も何をしているのかサッパリです。

ですが、本書を読んで杉原千畝氏の活動から
外交官の仕事の一端を垣間見ることができたように思います。

そして、外交官の能力が日本国の生死に結びつくほど重要であることも
本書から伺えます(大日本帝国が滅んだ理由もここにあるかもしれません)。

さらに驚くべきは杉原千畝氏の情報収集能力、及びそれを踏まえての
予測能力の適確さがずば抜けていたという点です。
(大日本帝国はそれを有効活用できずにいたそうですけどね^^;)

日本の誇るべき人間的優しさを持った杉原千畝氏を
本書を通して多くの方に知って頂きたいです(*´ω`*)ゞ

【評価】
あまり歴史ものを読まないため、ちょっと読みづらいと感じてしまいました。
が、これは単に勉強不足故^^;
ですので、この点は評価対象外とします。

杉原千畝氏の生い立ちから外交官時代までを正確に、
しかし、時折著者の推測を交えながら話を進めていて読みやすい研究文献だと思いました。

マイナス評価をすべき点が見つからないので星5つけておきます(*´ω`*)ゞ

それにしても千畝氏はなんて頭脳明晰な方だったのか。
とても羨ましい次第であります(笑)
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掲載日:
トンちゃん さん 本が好き! 1級 (書評数:38 件)

気ままな学生トンちゃんです!
もうすぐ卒業するので学生ではなくなりますが・・・^^;

つい半年ほど前まで読書嫌いの
傾向にあったので今まで読書経験に
乏しい暮らしをしてきました。

ですので、私のレビューは
そんな人間が書いたものと割り切って
見て頂ければと思います。

【MY 読書方針】
中高大学生の時代に読んできた本を
挙げることはできないほど
読書とは無縁の生活をしてきました
(勉強も苦手ですがもうじき大学院を修了予定^^;)

ですので、幅広く知識を吸収したい、
楽しみたいというスタンスで
本を読んでいます。

批判的な書評より、そこから何が読み取れるかを
重視する傾向にあるのでご注意ください。
楽しめたか否か、参考になったか否かという
単なる主観で評価をつけているのでその点もご注意を!

個人的に☆5をつけがちですので
その点も加味してレビューをご覧頂ければと思います。

最近読書好きになった新参者ですが
皆様、どうぞよろしくお願い致します。(*´ω`*)ゞ
(鎌倉在住のトンちゃんより)

素晴らしい洞察: 4票
参考になる: 8票
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