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らぐさん
らぐ
レビュアー:
不思議な空間に足を踏み入れたい人、おすすめ。
楽しめました。

非常に面白いというと何かが違う気がするのですが、
ようは、楽しめました。楽しめることが重要なので、それでいいと思います。


・風を放つ
・迷走のオルネラ
・夜行の冬
・鸚鵡幻想曲
・ゴロンド

とタイトルだけでは「なんのこっちゃ??」という、ラインナップ…。

読んでみると予想の斜め上をいく内容。
そして、ぐいぐい世界観に引き込まれます。

その中でも、「夜行の冬」と「鸚鵡幻想曲」は非常に良いと思いました。

『夜行の冬』では、
冬の寝静まる時間帯に、シャンシャンと音を立てながら歩いてくる『夜行様』
彼らのあとをついていくと、また違う『明日』に行くことができる…。

とても不思議な話で、今の自分を捨てて、新しい世界にいくことができるか?
と考えてしまう内容でした。

『鸚鵡幻想曲』では、携帯電話に見えるけど、実は違う『何か』の集合体を開放するっていう
なんとも不思議な話です。

人間にみえるけど、実は20羽の『鸚鵡』の集合体だったっていう…
想像しただけで吐き気だわ…。

自分の身体が大嫌いな鳥の鸚鵡だったなんて知ったら、死ぬ…。

そう考えながら、これはホラーだと思いながら読みました。

現実を少しの間忘れ、不思議な世界に足を踏み入れたい人は、
ぜひ、読んでみてください。お勧めです。
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らぐ
らぐ さん本が好き!1級(書評数:426 件)

ホラーとミステリーと歴史系が好みです。
ご連絡はTwitterでお願いします。

オススメのホラーあったら、よろしくお願いします。

読んで楽しい:8票
参考になる:17票
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この書評へのコメント

  1. 薄荷2013-12-11 07:38

    >20羽の『鸚鵡』の集合体・・・あ、なるほど。
    鳥嫌いの人にとって、それは間違いなく物凄く怖いホラーですよね(^_^;)

    読んだのはずいぶん前なのに冬の夜になるとふと、「夜行の冬」を思い出します・・・。あの不思議で怖くて奇妙に後を引く読後感は良いですよねぇ・・・。

  2. らぐ2013-12-11 08:59

    >薄荷さん

    そうそう、鳥の集合体と想像しただけで、どんなホラーよりもホラーですww
    奇妙に後を引く読後感、すごくわかります。
    音のしないような静かな夜には、耳をすませて夜行様を
    待ってしまいそうです〜。

  3. No Image

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